CB400F(ヨンフォア)を研究していると、カフェレーサーという言葉にたどり着きます。カフェレーサー・・・それはオートバイのカスタム思想の一つで、日本では1970年代から1980年代にかけて大流行しました。
その定義として、イギリスのロッカーズが行きつけのカフェで、自分のカスタムバイクを自慢し、公道でレースをするという「速く、カッコ良く」のカスタムというものがあります。カフェレーサーの種車として草創期にCB400F(ヨンフォア)用いることが一般的でした。
当時はバイクを改造することは法で一切禁じられていたため、元からカフェレーサーの形をしたバイクは圧倒的な人気を誇りました。なので、CB400F(ヨンフォア)ほど、このカフェレーサーという表現が似合うモーターサイクルも今では少ないのではないでしょうか?
エンジン・フレームなどの基本部分はCB350F を踏襲しているにもかかわらず、デザインの変更のみで素晴らしく生まれ変わった、それドリームCB400F(ヨンフォア)です。ノーマルのままより、CB400F(ヨンフォア)をベースにカスタマイジングを楽しんでるマニアも多く、しかもその大半がルックスと走りをバランスさせた粋なストリートカフェに仕上げているようです。
また最近では既製モデルなどを購入しパーツ交換で済ます手法が一般的となりましたね。
このCB400Fは1973年にデビューして、バックオーダーを抱えるほどの大人気車なわけですが、そのCB400Fのスタイルをさらに引き立たせてくれるチューニングパーツが「ヨシムラ」であると私は思います。
そして、ヨシムラのパーツの中で誰もが知っているチューニングパーツと言えば「CB400Fヨシムラキット」ですよね!
54パイのピストンを使い、458ccにボアアップさせるという内容のチューニングパーツがこのヨシムラキットでした。このヨシムラキットを組んだCB400Fはすさまじいものへと進化するのでした。
エンジンの回転は、なんとレッドゾーンを超える1万回転オーバー!!
ゼロヨンでは軽く13秒台を切る加速!!
最高速度もメーター読みですが、190km/hにも達するというほどです!
当時の2ストロークバイクもついて来れなくなるほどのパワーアップです。
そして、そのパーツと抜群の相性だったヨシムラの手曲げマフラーと組み合わせればカワサキのZ400すらカモれるようになるくらいの性能を発揮するようになるのです!
CB400Fを知り尽くした人でないと、こんなパーツは作れませんよね。
さすがバイク界のオヤジとも言えるヨシムラジャパンですね!
お気に入りのCB400F(ヨンフォア)をレストアするとき、パーツを純正にこだわってる人も多いですが、CB400F(ヨンフォア)のように年数がたっていると、テールランプやウインカーレンズなど目立った傷や皹はなくても表面がざらつき、艶がなくなっている場合があります。
もちろん新品に交換したい!それが本音ですが、テールランプやウインカーレンズなどは簡単なお手入れで綺麗になるんです。
使用するものはバイク用品通販などを行っているデイトナが販売している『スクリーンクリーナー』と『スクリーンポリッシュ』です。
ちなみにCB400F(ヨンフォア)以外にも使えます。
使い方は、まず『スクリーンクリーナー』で最初に大き目の傷も目立たなくなるくらい磨きます。
次に『スクリーンポリッシュ』で最後の仕上げを行います。これで、かなり見違えるほどツヤツヤになります。その際注意するのは『スクリーンクリーナー』と『スクリーンポリッシュ』で磨く時に使うウエスを柔らかいものを使うと言う事です。
当然ですが硬すぎるものは、逆にCB400F(ヨンフォア)に細かい擦り傷を付けてしまいますので注意しましょう!